ちはっ!
トラバステーソンもやっちまいやす!(ほろ酔い
お題『怖ぁい話』
ムリっ!(爆
まじ怖い話無理なんだっての(>A<)
昔仮面ライダーの敵にビビってチビった僕が怖い話なんてできるわけが・・
まあ書くけどね。
めーーーーっちゃベタな話から・・
『最後のマラソン大会』
もう今となったらかなり古い話があるんですけどね、
あるところに病弱な生徒がおったんですよ。
心臓が弱いから体育の授業はいつも見学するしかなかったんやって。
で、学生生活最後の冬に
「マラソン大会に出させてください!」
って先生にお願いしてんて。
「歩いてでもええから、思い出に走りたいんです」て。
先生もせっかくやから絶対ムリはせんっちゅー約束で参加することを許可しはったんですゎ。
大会当日
凍えるような厳しい寒さの中で、その子は全校生徒と一緒にスタートした。
学校の周りの山道を走る14kmの道のり。
全校生徒に追い抜かされながらも
誰よりも遅く、誰よりも必死に走りつづけはったんですゎ。
その子が最下位でグラウンドのトラックに戻ってくると
アナウンスと一緒に、もう先にゴールした全校生徒が笑顔と拍手でその子のゴールを祝ったんやて。
あと5m。
あと5mでゴールできたのに、その子は力尽きて倒れてしもた。
そのまま病院に運ばれたんやけど、結局心不全で亡くなってしまいはったらしいです。
両親は学校側に責任があるて涙ながらに訴えたんやけど、
彼の意思で走ったんやの一点張り。
話にならんかった。
それやったらせめてマラソンのゴールの瞬間に担任の先生が撮った、
息子の生前最後の写真をくれって頼んだんやけど、
決して見せてくれへんかった。
腑に落ちない両親の必死の願いでやっと見せてくれた写真には
恐ろしいものが写ってた。
なぜか偶然に、拍手の手が全員合わさった瞬間にシャッターが押されていた。
そう、まるで彼の死が視えていて、成仏を祈っているかのように・・・・・・
なーんちて!ドゥー?怖かった??
チビッタ??(ぉぃ
あともう一個ベタな話があるんですけど、
これはマジで怖いから、苦手な人は見ん方がええです。
あと、これ見たらちゃんと御清めの塩を振っておくことをお勧めします。
『消えたたこ焼き』
親思いのええ男の子がおったんですわ。
貧しい家やったんやけど、親は働き者で、
その男の子も忙しい親のお手伝いやらをやっとった。
ほんまに仲のええ家族やった。
でも長年の無理が祟ったみたいで、母親は過労死してもうて、
父親もまるで後を追うかのように病気にかかってしもて寝たきりになってしもた。
その後もたった一人で父親の看病をしとったんやけど、
ある日父親が
「わしはもう死ぬ・・・。
今まで苦労かけてばっかりでスマンかったなぁ・・・。
あぁ・・・最後に一口。一口だけでええからまたたこ焼きが食べたかったなぁ・・・。」
その男の子は必死の思いでたこ焼きを買いに走った。
これが父の最期のゴハンになるかもしれへんて思うと、
絶対に生きているうちに大好きなたこ焼きを食べさせたろて思った。
その男の子は全財産を持っていったが、1人前を買うには足りなくて・・・。
事情を話したら、たこ焼やのおっちゃんが4個で売ってくれた。
すぐにでも食べさせてあげたかった男の子は、
近道をしようと、いつもは決して通ることのない墓地の中を行く事にした。
もうすっかり日も暮れ、頬に生ぬるい風が風が吹き付けた。
その時、
「そのたこ焼おいてけ~・・・」
どこからともなく声がした。
あたりを見回したが誰もおらへん。
男の子は怖くなって走った。
しばらく走ると、心なしかたこ焼きをいれてた箱が軽くなった気がした。
おそるおそる蓋を開けてみると・・・
ない。
4つあったはずのたこ焼きが3つになっている。
「食べたれたっ!」
そう思って逃げるように走った。
しかし、またあの声が聞こえてきた。
「そのたこ焼きおいてけ~・・・」
その声は墓地を抜けても追いかけてきた。
声がするたびに箱が軽くなってくる。
やっとのことで家に辿り着いたが、
もう箱の重みを感じない。
それでもしっかり抱きしめていた箱の中からたこ焼きがなくなるはずがない!と思って
そぅっと、そぅっと蓋をあけてみる。
ない。
今度は全部なくなっている。
男の子は泣き崩れた。
父親にそれまでいきさつを正直に話すと、
父は言った。
「お前、それ・・・・
たこ焼き全部フタにくっついとるやないか!」
(・ω・`)チャンチャン